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Beauty Source キレイの魔法

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源氏物語で恋愛セミナー1【桐壺】

第一帖 <桐壺 きりつぼ>   あらすじ

 いつのころか、宮廷で桐壺の帝(きりつぼのみかど)にとても愛された桐壺の更衣(きりつぼのこうい)がいました。更衣は身分が低かったので正妻の弘徽殿の女御(こきでんのにょうご)をはじめとする同僚の女性達からさまざまないじめにあっていました(詳しく知りたい方は本をご参照くださいね。)更衣は帝の愛のみを頼りにしていましたが、皇子を産んだあと、亡くなってしまいます。
 
 皇子を宮廷にに引きとってかわいがる帝をみて、弘徽殿は「死んだあとも憎いおんな。」と思います。この皇子はうつくしさとかしこさを生まれながらに光るほどに持っているので、すでに第一皇子を産んでいる弘徽殿は「次の帝にこの皇子がなるのでは?」と心おだやかになれませんが、王子のあまりのうつくしさに心ひかれもするのでした。

 桐壺の帝はうらない師からこの皇子の行く末を「帝になれば国が乱れる。臣下としてならまた別の道が開ける」ということばを受けます。そこで皇子に源氏という姓を与え、臣下の身分にしました。この皇子を以後「源氏の君(げんじのきみ)」または「源氏」と呼びます。)

 しばらくして、桐壺の帝は亡き桐壺の更衣に似た皇女を藤壺の女御(ふじつぼのにょうご)として宮廷に迎えます。源氏の君はこの若く美しい藤壷を母としたい、淡い恋心をもいだくのでした。12歳になった源氏の君は大人になるための儀式をし、そのあとは藤壺に直接会うことができなくなります。

 源氏の君は左大臣の娘、葵上(あおいのうえ)を妻にしますがなかなか打ちとけることができず、藤壺への思いはますます強くなってゆくのでした。

恋愛セミナー  その1   
                                      
たくさんの人間もようがでてきましたね。
                              
1  桐壺の更衣と桐壺の帝      まわりのやっかみも心配もかえりみず突き進む二人。
2  桐壺の帝と弘徴殿の女御     心変わりに周囲に当り散らす妻とそれをもてあます夫。  
3  桐壺の帝と藤壺の女御      妻のおもかげを追う夫と身代わりだと気づいている新妻。  
4  源氏の君と藤壺の女御      母に似た人を愛するというマザコンの典型。.     
5  源氏の君と葵上           お互いが気に入らない関係。  
6  源氏の君と弘徽殿の女御     息子のライバル、藤壺という新たな母出現のため仲は険悪。    
7  源氏の君と桐壺の帝         忘れ形見を溺愛する父と、何をしても許されると思っている息子。 
8  弘徽殿の女御と桐壺の更衣    恋がたき、身分の低い方がより愛されたのでいじめ抜いた。          
9  弘徽殿の女御と藤壺の女御    恋がたき、身分が上の藤壺に弘徽殿は今のところ手が出せない。  
10 藤壺の女御と桐壺の更衣     恋がたき、更衣は亡くなっているので藤壺は永久に勝てない。  

 あなたの周囲にもこんな関係をきっと目にされているでしょう。
もしかすると、いま、あなた自身がこのうちのどれかを演じているかもしれませんね。
ものがたりがすすむにつれて、キャストがどんな運命をたどるのか見ていてください。

さて、この巻ですでにCatch and Rerease(C&R)を実行しているキャストがいます。誰でしょうか?

おわかりですね。答えは「桐壺の更衣」です。
更衣はみずから桐壺の帝を手放しました。
残された桐壺の帝の更衣への思いはどうなったか?
いじめ殺した弘徽殿よりもさらに身分の高い藤壷をも超えているのです。

人生を謳歌するあなたは、更衣のようにこの世を去ることなく、
美しくたち去る方法をどうぞ考えてみてください。
もちろん、このあとの帖にはどんどん美しい別れ、
たち去り方がでてきますのでお楽しみに!
ぜひあなたのお考えになった方法と比べてみて下さいね。 
     
Catch and Rerease その一 ・・・「その場からたち去って恋を手放すこと。」

***日記に同じ内容が掲載されています。必ずお返事いたしますので、
よろしかったら日記にコメントいただけるとうれしゅうございます。
よろしくお願いいたします。***


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